100人いる高校野球の部活なら、
ベンチ入りして試合に出られるメンバーは6~7人に1人という割合です。
3年以上一生懸命に練習してきても、ずっと公式戦に出ることができない選手だって
決して少なくないことでしょう。じつに残念な話です。
ゴルフだって、打ちっぱなし練習場で上手く打てるだけでは寂しいわけで。
チームの中での練習試合やミニゲームなんかは、普段盛り込まれるかもしれません。
しかし、相手が全力で挑んでくる公式戦とはやはり大きく違います。
そうです、あの緊張感や、真剣さや、経験できる価値などが。
大学スポーツでは、所属する全員が何らかの形で試合に出ることができて、
そして誰もが全力を尽くせるようなスタイルが真の成長には望ましい。
もちろん、玄人と素人がいきなり同じレベルで対するのはムリかもしれません。
それでも、日常では味わえない本格的な試合や舞台を増やす工夫が、あるといい。
たとえば、近所の中学や高校とだったり、地域の社会人クラブチームとだったり。
そんな機会にひとつとても適しているのは、正式なOBOG戦 だと思います。
社会人になれば、体を動かすチャンスも減りがちです。
そこに1つの目標があると、
鍛錬し、準備し、新しい刺激が生まれるもの。
部活を活性化できる、一石二鳥の方法です。
大学生が効率良くレベルを上げるには、
みんなで試合を多く経験することが一番。
「絆」を活かす、いいチャンスです。