金色の風格

スポーツ新聞では溢れんばかりの勢いで1面を飾った、室伏広治選手の金メダル!
フィギアスケートの浅田真央選手の活躍ぶりも、見逃せませんね。

中京大学豊田キャンパス

中京大学豊田キャンパス

そんな2人もいることで有名な、愛知県の
中京大学豊田キャンパスに先日行って参りました。

学校の敷地内に着いて、さっそく聴こえてきたのはどこかの部活の掛け声。
歩いてまわるだけでもたいへんな広さのキャンパスですが、
どこにいてもその声が響きわたっていて活気を感じたのが最初の印象です。

夏休み期間中ということもあり、一般学生より運動部のアスリートたちの方が多く、すれ違う学生みんなが、スタイルもルックスも爽やかでカッコいい。

そして殆どの人がこちらに目を合わせて、「こんにちは」と挨拶をしてくれて。
学生時代にキャンパスで知らない来客者にこちらから挨拶をしたこと、あっただろうかと反省させられました。

ハンマー投げ練習場

ハンマー投げ練習場

正門から入ってすぐのところには、陸上競技用のトラック練習場があります。
まず、ここを見学しました。
行ったときはちょうど、やり投げの選手が練習しているところでした。
そのグラウンドの中央に目を向けると、独特のフェンス構造が見えます。
そうです、ハンマー投げ専用の練習場です。

勝手な想像ですが、きっとここであの室伏広治選手も、
独自の理論構築とパフォーマンス向上に向けて練習したに違いない‥

さりげなく設置されているこのフェンスですが、
その存在感は自分の中でものすごく大きく感じることができました。

続いて、守衛さんにお尋ねしてアイススケートリンク練習場へと向かったわけですが、
その途中の中庭の歩道表面が、なんだかフワフワして柔らかい。
なんとサーキットトレーニングができるように、陸上競技のトラックと同じ舗装がされているではありませんか!

自然と走り出したくなるような快適さ。このモチベーション効果には、すごく驚かされて。

中京大学アイススケートリンク

中京大学アイススケートリンク

その道を通りながらたどり着いた、中京大学のアイススケートリンク練習場。

特別に許可をいただいて中に入ってみると‥

エントランスホールには安藤美姫選手や浅田真央選手をはじめとする有名な選手たちのサイン入りボードが大きく展示されています。
これだけでもすごく緊張してしまいそうなくらい、立派な練習場。

さらに奥の扉を開けて、アイスリンクのある中へ2階から入りました。
そこはまるで業務用冷蔵庫のような、低温設定のホール。
偶然、スケートリンクでは一人の少女が練習中でしたので、
その光景を観客席からしばらく見学させてもらうことに。(撮影は禁止)

エントランスホール

エントランスホール

話によるとその少女は地元では有名な高校3年生の選手らしいのですが、
2~3回転くらいのジャンプをいとも簡単に決めていたし、
転倒などももちろんなく、まるでテレビで見るような演技そのもの。
ポーズを決めホール内に響く曲が終わったときには、コーチらしき人と少女以外誰もいないのに、思わず拍手しそうになるほどでした。

そして見学を終えて離れ際、こんどは小学生くらいの小さな少女が2人、練習のために入ってきました。
そこでも向こうから、こちらに「こんにちは」の挨拶。
幼少の頃からきちんと、教育や躾が徹底されているんですね。

他にも、高価なトレーニングジム顔負けの筋トレ設備が充実していたり、
最先端の技術を駆使してあらゆるスポーツのパフォーマンス向上に研究を重ねていたりと
まだまだ書き足りないほどの驚きの連続だったわけですが、
ありとあらゆるところに高い風格を感じることができ、あらためて勉強させてもらいました。

中京大学スポーツ科学部研究棟

中京大学スポーツ科学部研究棟

金メダリストを生み出す素晴らしさと努力の背景には、
やっぱりれっきとした根拠があるのではないかと思います。
それは同等の設備云々が決して先ではなく、挨拶や掛け声などといった、
誰にでもできることがまず大切なのだろうと。

それら基本を少しでも多く学び、吸収し、真似したり工夫したりすることで
理科大の運動部活動においても、スポーツもちろん人間としての真の強さや教養を身につけられる可能性がもっと、そして飛躍的に高まるのではないか。
そう強く思います。

現状に満足せず、これからも一流や高いレベルと接していくことでたくさんのことを学び、その風格を少しでも多く身につけていきたいものですね。

カテゴリー: スポーツ, 大学生活

試合を増やそう。

100人いる高校野球の部活なら、
ベンチ入りして試合に出られるメンバーは6~7人に1人という割合です。

3年以上一生懸命に練習してきても、ずっと公式戦に出ることができない選手だって
決して少なくないことでしょう。じつに残念な話です。
ゴルフだって、打ちっぱなし練習場で上手く打てるだけでは寂しいわけで。

チームの中での練習試合やミニゲームなんかは、普段盛り込まれるかもしれません。
しかし、相手が全力で挑んでくる公式戦とはやはり大きく違います。

そうです、あの緊張感や、真剣さや、経験できる価値などが。

大学スポーツでは、所属する全員が何らかの形で試合に出ることができて、
そして誰もが全力を尽くせるようなスタイルが真の成長には望ましい。

もちろん、玄人と素人がいきなり同じレベルで対するのはムリかもしれません。
それでも、日常では味わえない本格的な試合や舞台を増やす工夫が、あるといい。
たとえば、近所の中学や高校とだったり、地域の社会人クラブチームとだったり。

そんな機会にひとつとても適しているのは、正式なOBOG戦 だと思います。

社会人になれば、体を動かすチャンスも減りがちです。
そこに1つの目標があると、
鍛錬し、準備し、新しい刺激が生まれるもの。
部活を活性化できる、一石二鳥の方法です。

大学生が効率良くレベルを上げるには、
みんなで試合を多く経験することが一番。

「絆」を活かす、いいチャンスです。

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