二刀流

「常識に尻を向けろ」

血のように濃く赤い下地に太い白文字で書かれたこの自動車会社の広告が、
打席に立つ大谷翔平選手のうしろではぼんやり小さく浮かび上がっていました。

本物の彼を直接見たのは、まだ日陰に雪の残る今年1月の鎌ヶ谷グラウンド。
この大きな大きな青年は、まだあどけなさが残る18歳の日ハムプロ野球選手。
大谷翔平選手

「彼はやっぱりピッチャーだ」
「いや、バッターだ」

テレビの解説者ですら、同じ時間帯で意見が二転三転するほどの熱狂ぶり。
あの淡々とした表情でヒットを何本も打たれたら、そうなる気持ちわからなくもありません。

「生兵法は大怪我のもと」

と言われます。表面だけを装い、形だけにこだわって中身は実は空っぽな時。

大谷選手の素晴らしさは、謙虚さと冷静さ、真っ直ぐさ、そして大きなビジョンにあると思います。
きっと彼は、マスメディアが騒ぐほどに「二刀流」にはこだわっていないような気がします。
野球にはピッチャーもバッターもあるのですから、ごく自然なことです。
チーム勝利のため、野球上達のため、自身向上のために純粋に己の技術を磨く。
自分らしさを、とことん伸ばして。

それをポジションや成績といった概念で最初からフィルターかけるのが凡人、かも。

最初っから「〇〇でなければ」と決めつけてしまっていること、結構あったりします。
例えばですが、勉学(あるいは仕事)と遊び。別々に考えるのが必ずしも普通でしょうか。

もしご自分自身のことや、周囲から限界があると思われるのなら、否や、「ない」、
つまりその限界を超えた領域の「存在」へのチャンスも、かならずあるわけです。

新入生も、新社会人も、体育局出身の皆さんも、
たくさんの挑戦や失敗を通して、自然で素晴らしい人生に発展していくこといつも祈っています。

カテゴリー: スポーツ

葛飾キャンパス、OPEN

坊ちゃん神楽坂キャンパス(飯田橋駅)からなら、30~40分くらい。

まだ入学式前の4月の金曜日午後、
次の仕事の打ち合わせまでポッと出来た2時間のあいまに、
行ってきました葛飾キャンパス。

JR常磐線金町駅を降りて北口からそのまま左に道沿いをまっすぐ歩いていけば
徒歩5分、理科大の新キャンパスにかんたんにたどり着くことができます。

商店街に並ぶ旗の「坊ちゃん」に笑みをこぼしながら、
食事処や銀行、大手スーパーやコンビニから携帯ショップ等などの見事な充実ぶり。

東京理科大学 葛飾キャンパス
いよいよ到着、入り口付近の石碑に目をやれば、
皆さんもご存じ、双雲さんによる東京理科大学の文字でした。

業務案内板もカラフルでわかりやすかったので、
思わず真っ先に向かったのは「体育館」。

まず驚いたのは、6階建てであること。
外観だけではスポーツ施設とわからないかもしれません。
メインアリーナではバスケやバレー2面が充分に確保でき、2階からの観戦席も充実しています。
サブアリーナやトレーニングルームもあり、上階にはたくさんの部室と防音室、エレベーター、エアコン完備。

時間があっという間に過ぎてしまったので、急いで続いて向かったのは図書館。
西洋文明風の堂々たる構え、理学の精神を磨くのに最高でしょう。
今度は中に入って、ゆっくり文献やらシステムやらを堪能してみたい。

葛飾キャンパスより、東京スカイツリー食堂は2階にオープンテラスがあり、東京スカイツリーを眺めながら友人とすてきな会話を楽しめます。
メインの講義棟も、心洗われるようなデザインに満ちあふれていました。

正味30分のキャンパス散歩。
今年からイベントなどで伺う機会増えそうで楽しみです。皆さんも、ぜひ。

葛飾キャンパス2013/04/05(フォトアルバム)

カテゴリー: 大学生活
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