駆ける秋、箱根駅伝 予選会。

もし100mを、20秒で走りなさいと言われたら?

1回だけだったら小学生でも、できるかもしれません。
ではそれを、休憩なしの連続で100回、と言われたら。

1kmなら、3分20秒前後のスピードです。
それを10回繰り返すペースで、走り続ける。

これは箱根駅伝の予選会に出場するための、「最低」記録条件。

公認記録で 10,000m なら 34分00秒以内、5,000m では 16分30秒以内 という実力がなければ
そもそもランナーとして予選会にエントリーする資格が与えられない世界です。
一般ランナーの憧れと言われるサブスリー (フルマラソンを3時間以内で走る) ランナーさんでも、きっとビックリするでしょう。

さらに。
大学として出る場合は、10名以上(14名以下)セットでなければなりません。
出場するだけでも、かなりハードルが高い予選会。

今年のその箱根駅伝2012予選会には、40校が出場しました。

東京理科大学も連続して出場しており、

1年生 2名、 2年生 8名、 3年生 2名、 4年生 2名 の 計14名

が挑みました。

陸上自衛隊立川駐屯地 → 立川市街地 → 国営昭和記念公園というコース20kmを全員が一斉に走り、
各大学内の上位10名の、合計タイムで争われます。

緊張走るレースは10月15日(土)に開催されました。 結果、東京理科大学は40校のエントリー中、33位。

まずは拍手を贈りたい。そして、来年へのエールも。
悔しい思いと努力の余地、そして日々のトレーニングの積み重ねを想像すると、熱い思いが込み上げてくるのです。

余談ながら、東京大学は今年25位でした。素晴らしいと思います。

海外出身選手や専門のランナー選手にたとえ恵まれていなくても、同じフィールドで高いレベルを目指し、
階段を着実に昇って、夢を追いかける。

そんなファイトを、どの競技でも応援しています。

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継続は万物の力なり

学生3駅伝大会の1つ、出雲全日本選抜駅伝大会をテレビで観戦しました。

東洋大学の今年の強さに驚かされ、また早稲田大学や駒沢大学もしっかりと実力を発揮しつつあります。
11月には伊勢路で、そして正月には箱根で。
どの大学も選手も、各大会へ向けてテンションがますます上がっていることでしょう。

駅伝やマラソンの一流選手たちは、月トータルで1000km以上もの走りこみを行い脚力に磨きをかけています。
単純に30で割っても 1日30kmを超える距離を、目標に向かってコツコツ練習するのです。
当然フィジカル面でもメンタル面でも、トップレベルの学習や訓練を行ないます。
その努力の積み重ねで勝ち得たプラスの結果や喜びは、この上ない財産となるに違いありません。

卒業後も実業団やクラブチームなどに所属して活動できれば、可能だと思います。
しかし社会人になってから、学生時代よりももっと多くの時間を、自らスポーツに費やすことは容易ではありません。
必然的に「量」よりも「質」が重要となりましょう。でもやはり、学生時代には一般的に敵わないのではないでしょうか。

卒業してから、これまでとは異なる種目のスポーツを始めるパターンも、珍しくないと思います。
いずれにしても、パワー と 時間 に対する 「自由度」 の合計は、きっとかなり少ない。
なので、学生時代に築くことのできる基礎体力って、年齢を重ねるほど大事になってきます。
それは健康維持や生活習慣病の予防になったり、ストレス解消やコミュニケーションづくりに役立ったりもしますから。

OBOGは、せっかくの基礎を大切にして。
現役学生は、今ある時間をもっと大切にして。

スポーツの秋、ジャージやトレーニングウェアに着替える機会も増えると思います。
テレビで見かける選手たちから刺激をもらって、持っている財産に引き続き磨きをかけられるといいですね。

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