大学4年生の自由

当学のスポーツ部でも、
早いところでは3年生で現役引退してしまうようです。

昨今の就職活動がそんな彼ら彼女らの時間を大きく奪ってしまっている様子。
平均的な学生時代の自由はどんどん小さくなっているかもしれません。

一般的には、スポーツのレベルを上げるのにとても適している年代。
もちろん何歳になっても楽しむことはできますが、
大人になるほど誰もがこの時期を懐かしく思うのではないでしょうか。

することを与えられて忙しい日々と、自ら追いかけて忙しい日々とでは
大きく違うと思います。でも案外前者のほうがラクだったりするもので、
気がついたらそのループにどっぷりはまってしまうことも。

4年生の時に後者のスタイルや感覚をたくさん身につけておくことは、
社会人生活を豊かなものにするいちばんの近道になるかもしれません。
それはきっと、人生においてもです。

もし伝統や文化で3年生引退という流れがある部活なら、
4年生でもあるいは院生でも現役でスポーツすることが可能になるといいと願います。
教えられること、教わることがたくさんあると思いますから。

新旧交代、組織運営のあり方をムリに変える必要はないでしょう。
4年生も後輩も、自分で選択した部活動がより充実したものとなるように。

かけがえのない4年間です。

カテゴリー: スポーツ, 大学生活

中学・高校から大学スポーツへのギアチェンジ

中学1年生からずっと、同じスポーツを続けてきた者の話です。
中・高校では、経験豊富な先生方が熱心に指導してくださり、時に厳しい練習もたくさんたくさんこなして参りました。

でも当大学の部活動においては、自然な流れで 「教える側」 へとなります。
その頃の自分にできた事を振り返ってみますと、
過去の自らの経験や知識の中から一生懸命選択して、そのいくつかを指示することぐらいでした‥。

 

じつにもったいないことです。 例えて言うならこの状態は、初速・中速のギアのままですから。
やっぱり大学スポーツは、違うべきだと思います。
個々人に秘められた潜在的能力も、時間の自由度も、将来の可能性も、まさに別格なのです。

6年間と4年間の密度は、決して一緒ではありません。
社会人と学生の中間とも言える人生の大切な時期、それを最大限に充実させることができるか否かは
束縛が少ない分、質と効率を飛躍的に高める必要があるでしょう。

 

余談ながら既述経歴の筆者は、社会人になってから同スポーツのことをさらに深く経験し学ぶこととなるのですが
早朝から晩まで仕事ばっかりでも、週一程度の練習・月一程度の試合全てが目からウロコで、自分でも専門書などをたくさん購入して必死に勉強してしまいました。もちろん、夜遅くや休日の自主トレも欠かさず。

ですので今現役の皆さんは高いレベルを目指して、思う存分に部活動の練習や試合を満喫することがいちばん。
OBOGの皆さんはいろんな形で、同じ仲間たちに気軽にヒントや有意義な情報を還元をしていくことができたら。
そんな、世代の垣根をヒョイと超えることのできる部活動ですと、どんなにハイクオリティな大学スポーツへとなっていくことでしょう。
自らの大学時代の反省と共に、そう思うのです。

 

つまり、新しい 『 高速ギア 』 をみんなで追加するイメージです。
でも決して忘れてはならないのは、高速ギアだけではすぐにスピードが上がらないこと です。
練習や試合ひとつひとつを、各々が真剣に大事にすることこそ基本です。貴重な貴重な、4年間ですので。

 

大学スポーツ各部の、益々の発展・活性化のポイントは「 協業 」 だとも思っています。
そしてやがては現役生・OBOGの双方が、広い社会でメリットを享受できるように。
そのギアについてはまた別の機会にお話させていただくこととしまして、
まずは東京理科大学体育局ならではの強いスタイルを、築いて参りましょう。

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